直管型LED照明の注意点(2/4)
2011-06-10


直管型LED照明(直管蛍光灯型LED)の注意点

前回に引き続き、注意点をまとめた。

2.重量の問題
JIS C 8105-1「照明器具〓第1部:安全性要求事項通則」の4.22によれば、蛍光ランプの重量が規定されている
>蛍光ランプの装着品は、照明器具の製造業者から供給するものか、又は照明器具の製造業者が認める装着品だけとする。
>ランプ及び装着品の総重量は、次の値以下とする。
> G5口金のランプは200g
> G13口金のランプは500g
http://www.jisc.go.jp/app/pager?id=0&RKKNP_vJISJISNO=C8105-1&%23jps.JPSH0090D:JPSO0020:/JPS/JPSO0090.jsp

G13口金というのは、普通の多く見かける20W、40Wの蛍光灯に使われている、◯の中に2つの穴がある口金です。
G5口金というのは、G13を小さくした4W、6W蛍光灯に使われているものです。

市販のLED蛍光ランプは規格がないため、500gを超えるものも売られている。
G13口金はプラスチックであり、高温や紫外線で劣化すると考えられる。
規格以上の重量を長期にわたって使うのは、安全上の問題がある。
 
特にLEDは長寿命が売りであるから、10年後に地震が来た時にG13口金が重量に耐え切れず、ランプが落下したりしたら危険だ。
(今回の東日本大震災では、石膏ボードの天井が落ちてきた例が多い)

前に書いた記事の写真にも載っているが、札幌市の例では、
>直管型LED照明がソケットから外れて落下しないように、市は既存の蛍光灯具に落下防止金具を取り付けた。

札幌市役所の担当者は、LEDの重量による危険性については認識していたようだ。 (ちょっとだけ、エライ)




[省エネと環境のこと]

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